佐々木朗希は「圧倒的」超えて「超越的」 “2戦連続完全”に米メディア震撼
米ヤフー「これから凄まじいキャリアを送る」
■日本ハム 1ー0 ロッテ(17日・ZOZOマリン)
ロッテ佐々木朗希投手は17日に本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦で、8回102回を投げて14奪三振パーフェクト投球。完全試合を達成した10日のオリックス戦に続く無双投球は、米国にも衝撃を与えている。多くの米メディアが「圧倒的という言葉では足りない」「日本の天才投手」といった言葉で快投を伝えた。
米ヤフースポーツは、完全試合を「プロ野球界で投手による史上最も圧倒的なパフォーマンスの1つだった」と評した上で2試合連続で無双投球を演じたことに言及。「『圧倒的』という言葉では足りない。『超越的』の方がよりふさわしいが、それでもまだササキのパフォーマンスを正当に扱えない」と絶賛し、「健康を維持できれば、これから凄まじいキャリアを送ることができそうだ。米国に来ることを選ぶならMLBファンは確実に歓迎する」と伝えた。
米スポーツ局「ESPN」は「完璧をどうやってさらに良くする? ロウキ・ササキはその方法を発見するため最善を尽くしている」と報じ、MLB公式サイトは「またNPBで完全試合を達成しそうになったのは、まさかのあの人」との見出しで詳報している。
米メディア「CBSスポーツ」は、佐々木朗が3試合にまたがって継続している“打者52人連続アウト”は、2014年にジャイアンツのユスメイロ・ペティットがマークした“46人連続アウト”のMLB記録を超えたと説明。「ササキが高校生だった時に、MLBの複数球団が獲得を試みたとされるが、ササキは日本に残ることを選び、2019年NPBドラフトで1位指名された。いつかMLBに来るのか。MLBファンがササキを見る最もいい機会は来春のWBCだろう」と解説する。
「ササキの今回の圧倒的な投球は、彼に感心を持つMLB球団の興味をさらに引き付けるだろう」と伝えたのは米紙「ニューヨーク・ポスト」。米全国紙「USAトゥデイは「ロウキ・ササキって誰? 2試合連続完全試合を達成しそうになった日本の天才投手を紹介」として、16日(日本時間17日)のドジャース戦で1試合100マイル(約161キロ)超を39球投じたレッズの22歳ハンター・グリーンと比較。「地球の反対側では別の天才右腕が負けないくらいの剛速球を投じた」と絶賛している。
米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「完全試合の次の登板でも同じくらいの内容の投球をするのは非常に難しいものだが、ロウキ・ササキはあと少しでできそうだった」と解説。“17回連続完全投球”、”打者52人連続アウト”という記録が「さらに伸びる可能性がある」と期待した。MLBで「2試合連続完全試合」に最も近付いたのは2009年のマーク・バーリー(当時ホワイトソックス)で、完全試合の次の登板で6回2死までパーフェクトだったという。
(Full-Count編集部)