鈴木誠也は「日本のトラウト」 開幕9戦4発も驚きなし…元DeNA助っ人は活躍太鼓判

レンジャースのスペンサー・パットン【写真:小谷真弥】
レンジャースのスペンサー・パットン【写真:小谷真弥】

メジャー屈指の打者になれる?「努力すればだけど、当然、彼は努力する」

「僕はなれると思うよ。努力すればだけど、当然、彼は努力するだろう。あとはこちらの剛腕投手にアジャストする必要はある。だが、こちらでとてもいい打者になるポテンシャルはあると思う。速い球にアジャストできて、球をたくさん見たら、とてもいい打者になると思うよ」

 シーズン序盤でいきなり強烈なインパクトを残す鈴木。ただ、パットンはこれまで多くの日本人打者がメジャーに適応できなかったことも知っている。

「アメリカでは野球選手がとても多い。ここでプレーするには日本時代に抜けた存在でないとダメだし、ここで抜きん出た存在になるのも難しい。我々(外国人)が日本でいいプレーをするのが難しいのと同じだよ。(MLBとNPBは)全く違うものだし、家族とも離れる。単なる打者じゃダメなんだ。守備も非常にうまくて、全てきちんとできないといけない。その点が多くの日本人選手にとっては難しいだろうね。日本で相当抜けていないと、こちらではプレーできない」

 今季、パットンは開幕をマイナーで迎えたものの、9日(同10日)にメジャー昇格。5試合救援して防御率1.59と上々の滑り出しを見せた。「またメジャーに戻れて嬉しいよ。居心地がいいね」。かつて激しい勝負を繰り広げてきたライバルの活躍を自身のカンフル剤とするつもりだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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