絶望の走者立ち上がれず…奇跡の“時間差トリプルプレー”は「こんなの見たことない」

米バージニア大守備陣が奇跡の"三重殺"を見せた【写真:AP】
米バージニア大守備陣が奇跡の"三重殺"を見せた【写真:AP】

“三重殺”のキーマンはアウトカウントを間違えた一塁手だった

 滅多に起きることがないトリプルプレー。実現させるには、守備陣の素早い連係が必要な場合が殆どだが、時に例外もあるようだ。米バージニア大守備陣が見せた“三重殺”は、一塁手が勘違いしなければ実現しなかった。ファンは「こんなトリプルプレー見たことない」と驚きの声を上げている。

 MLB公式サイトによると、17日(日本時間18日)に行われたピッツバーグ大との一戦で“珍プレー”は起きた。5回無死満塁の場面でゴロをさばいた三塁手が本塁に送球して三塁走者を封殺。捕球した捕手が一塁に転送して、打者走者をアウトに。この時点で2つのアウトを得た。ところが一塁手はここでチェンジと勘違い。こぶしを突き上げ、ボールをマウンド方向に転がしたのだ。

 二塁走者が本塁を狙って走り出したため、自身の“過ち”に気付いた一塁手。慌ててボールを拾って本塁へ送球、アウトにして“珍三重殺”となった。記事は「スコアブックにこのトリプルプレーをどう書くべきか正直確信がないが、何にせよ素晴らしいプレーだった」と伝えている。

 バージニア大野球部は公式ツイッターに「5回満塁のピンチを無失点で切り抜けた!」と記して“トリプルプレー”動画を投稿。ファンは「待って、なんだって?」「史上最高の失敗」とコメントを寄せている。

【実際の動画】「こんなの見たことない」 勘違いが生んだ“三重殺”

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