佐々木朗希を米メディア“徹底解剖” 数年後の予習「世界一の投手になる可能性」

直球の平均球速は昨年のデグロム以外の全先発投手を上回るという

 MLBではこれまでに完全試合が23度達成されているが、14奪三振が最多。連続三振はトム・シーバー(1970年、当時メッツ)、アーロン・ノラ(2021年、フィリーズ)、コービン・バーンズ(2021年、ブルワーズ)の10者連続が最多で、佐々木朗はこれらの数字でもMLBの記録を上回った。

 さらに記事は「現在17イニング連続でパーフェクトを続け、(3日西武戦の8回2死から)52打者連続でアウトにしている」と説明。MLBの最高記録はヤスメイロ・ペティットがジャイアンツ時代の2014年にマークした46打者連続アウトだが、リリーフでの記録のため「ササキの記録ほど華やかでない」と指摘する。

 次に佐々木朗の武器である速球とフォークを分析。今季自己最速の164キロをマークしている速球の平均球速は「98.9マイル(約159キロ)」で、2021年のジェイコブ・デグロム(メッツ)を除くメジャーの全先発投手を上回っているという。

 フォークについてはエンゼルス大谷翔平投手と比較。佐々木朗は平均91マイル(約146キロ)、大谷は同約88マイル(約142キロ)で、あるMLB球団のスカウトの「彼は世界一の投手になる可能性がある。スプリッター(=フォーク)はショウヘイ・オオタニのものと同じぐらい優れている」というコメントを紹介している。

 最後に佐々木朗がMLBに移籍する可能性について「まだ先になりそうだ」と見通しを示す。もし本人がMLBでプレーしたいと思っても、国際FAで海外の選手を獲得する場合の契約金制限の適用年齢が25歳未満であることなどから複雑な選択を強いられると指摘。ただ今後、国際ドラフトの導入などルール変更がなされればMLB移籍に影響があるかもしれないとも解説している。

(Full-Count編集部)

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