大谷翔平と「同じ時代に生きられてラッキー」 リアル二刀流の躍動に米球界も感嘆

アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

6回途中まで完全投球だった大谷は5回にセーフティバントも決める

■エンゼルス 6ー0 アストロズ(日本時間21日・ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地でのアストロズ戦に「1番・投手兼DH」で出場し、今季初勝利をマークした。6回途中までパーフェクトに封じ、6回1安打無失点の好投。打っても2点二塁打を含む2安打2打点と、リアル二刀流での大活躍に米メディアからも「ショウヘイ・オオタニと同じ時代に生きられてとてもラッキーだ」と大絶賛された。

 初回の第1打席で四球を選ぶと、打者一巡して迎えた2死満塁での第2打席では左翼フェンス直撃の2点適時二塁打。1先発投手が1球も投げないうちに2打席に立つという、1900年以降で初となる珍記録も樹立した。

 6点の援護をもらうと、投手としても圧巻の投球。初回に2つの三振を奪うと、3回から6者連続奪三振。5回までパーフェクト投球を続けると、第3打席には三塁線へセーフティバントを試み、快足を飛ばして内野安打にした。

 打って、投げて、走っての三拍子揃った大活躍に米記者たちはただただ驚くばかり。米メディア「CBSスポーツ」のダニー・ビエッティ記者は自身のツイッターで「オオタニがバントヒット。これらの行いは普通ではないぞ、みんな」と綴り、MLB公式サイトのレンジャーズ番ケネディ・ランドリー記者も「何千年もの人類の歴史の中で、私たちはショウヘイ・オオタニと同じ時代に生きられてとてもラッキーだ」とまで絶賛した。

「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏も「オオタニ、今度はバントでヒット。これはショウヘイの世界だ。私たちがその中で生きることを彼が許してくれているだけ」と表現すると、マリナーズなどで活躍したブレット・ブーン氏は「オオタニを見れば見るほど、私は目撃していることのとんでもなさを表す言葉を失っていく」と記し、唖然としていた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY