注目度は渡米前の大谷翔平超え? 米国は佐々木朗希に興味津々「限界はあるのか」

試合中に佐々木朗情報をSNSで発信する記者もいた

 記事はさらに「20歳にして100マイルの球を投げるササキは、既に多くのメジャーリーグのスカウトの目に留まっている」とも。岩手・大船渡高時代から騒がれる存在であり、ロッテ1年目の2020年は「1度も登板せず、トレーニングを積んだ。慎重に扱われた」としている。

 MLB公式サイトも展望記事を掲載し、「ササキの過去2回の先発登板は、国際的な現象を生んだ」として完全試合と8回完全の投球を紹介。直球は「95-100マイル(約153-161キロ)の領域で、正確なコースに投じられる。スプリットは非常に素晴らしく、スライダーにも磨きをかけ続けている」と評した。

 現在はメジャーの舞台で見られないことから、「大半のアメリカ人ファンは、彼を遠くから見守ることで満足するしかない」とも伝えている。

 世界から注目を浴びた中での登板は、初回先頭の福田に右前打を許して完全投球は17回でストップ。そして、5回に2点を献上して連続無失点も止まった。それでも野球専門の米シンクタンク「ベースボール・プロスペクタス」のルーカス・アポストレリス記者は試合中に自身のツイッターを更新。「ロウキ・ササキのスプリットをクローズアップ。この1球は90マイル(約145キロ)」と記して来田から空振りを奪った一投の動画を投稿した。

 また、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の元記者ダニエル・ブリム氏はこの日の投球内容をツイート。「結局のところ、ササキは人間だ」と感想を綴った。一挙手一投足が伝えられるという点では、エンゼルス大谷翔平投手の渡米前を既に超えているかもしれない。佐々木朗の投球はそれだけのインパクトを米球界に与えている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY