大谷翔平の仕草に滲む“米国への慣れ” 現地記者が実感…誰からも敬意抱かれる理由

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

ぎこちなさが消えた会見、自然な振る舞いが印象的

 メジャー5年目を迎えたエンゼルス大谷翔平投手。昨季46本塁打&9勝をマークしてMVPを受賞した二刀流は今季も順調なスタートを切った。Full-Count編集部でエンゼルスをカバーする盆子原浩二氏によると、取材対応などで見せる仕草や表情などから米国生活にすっかり慣れたことがうかがえるという。日本だけではなく米国でも愛される存在になった理由とは?

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 昨年まではオンラインによる取材が主でしたが、今年のメジャーリーグはマスクを着けていれば監督、コーチ、選手らに直接、話を聞けるようになりました。近くで取材をすると、カメラを通じてではなかなか分かりにくかったことも“肌感覚”で理解できるようになります。やっと日常に戻ったと感じながら日々取材をしています。

 そんな中で大谷選手を取材して感じるのは、振る舞いが自然になってきたなということです。あくまでも私の印象ですが、こちらに来て3年目くらいまでは取材を受ける時に何かしら、ぎこちなさや“緊張感”が漂っていました。ですが、昨年頃から表情や仕草に余裕を感じるようになりました。異なる文化に慣れるにはやはり一定の時間が必要なのだなと実感します。

 大谷選手も月日を経て、米国の生活習慣、マナーなどを自然に受け入れられるようになったのではないでしょうか。会見の様子を見ていても、当初は手探りの部分があったと思いますが、今は堂々と受け答えしています。米国の生活にドンドン慣れて、進化しているなと感心します。こうしたことはプレーにも好影響を与えていると思います。

誰も真似できないことをやってのけることに強い敬意を抱く米国民

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