加藤豪将の「この笑顔を見て」 苦節10年目で初安打…実況万感「なんて素晴らしい」
4回の第2打席で二塁打…実況も祝福「長年かかってのメジャー初ヒット!」
■Rソックス 7ー1 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)
ブルージェイズの加藤豪将内野手が27日(日本時間28日)、米挑戦10年目でついに悲願の瞬間を迎えた。本拠地でのレッドソックス戦に「8番・二塁」で、2試合連続のスタメン出場。4回の第2打席にメジャー初安打となる二塁打を放ち、両手を上げて歓喜。現地の実況も「忘れることがない瞬間でしょう」と感慨深げに伝えた。
4回2死で迎えた第2打席で、2球目のカットボールをとらえると、打球は左中間を真っ二つ。悠々と二塁に滑り込むと、ベンチに向かって両手を上げて喜んだ。ブルージェイズ側の放送局「スポーツネット」の実況ダン・シュルマン氏は「二塁打! よかったね! 長年かかってのメジャー初ヒット!」と祝福。解説のパット・タブラー氏も「彼は周りにいてとても楽しい男です。明るい男に見えます。メジャー初ヒット。この笑顔を見てください」と応じた。
ようやくたどり着いた一打。シュルマン氏は「なんて素晴らしいんでしょう。27歳。メジャーの場を味わうまでに8年マイナーで過ごしました。そんな彼が初ヒット」と苦闘の日々を回顧。その回を終えると、ゲレーロJr.からハグで祝福されたシーンには「いつもいい雰囲気で、いつも笑顔です。みんなが喜んでいます」と伝えた。
今季は開幕ロースター入りを果たすも、デビュー戦の翌日にマイナー降格。ただ、わずか4日で再昇格を果たし、前日26日(同27日)には初盗塁も記録していた。この日は7回の打席で代打を出されて交代。2打数1安打で、打率.200となった。
(Full-Count編集部)