速球と同じ軌道から手元で変化 大谷翔平の“魔球”は「どうやって打つの?」「えぐい」
大谷はスライダーで追い込み、156キロ速球で空振り三振を奪った
■エンゼルス 9ー5 ガーディアンズ(日本時間28日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地でのガーディアンズ戦に「2番・投手兼DH」で出場し、5回を2失点で今季2勝目(2敗)を挙げた。注目されたのが速球とスライダーを投げる際のフォームと、ボールの軌道。同じフォームから投じられた2球は打者の手元近くまでほぼ同じ軌道を描いており、ファンは「こんな打てるわけないやん」「これはショウヘイの見事なボディコントロールだ」などとコメントを寄せている。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が注目したのは大谷のフォームとスライダーの軌道だ。4回1死で迎えたルーク・メイリーの打席。カウント1-1からのスライダー(見逃しストライク)と1-2からの4球目の速球(空振り三振)の投球映像を重ねたオーバーレイ動画を公開すると、ファンも驚いたようだ。
「とてつもないトンネリング効果に見える」「どうやってこの球を打つの? 不可能だ」「えぐい」「MLBで打つのがどれだけ難しいか示している。投球フォームも同じ、最後の最後までボールの軌道も同じ」。86マイル(約138.4キロ)のスライダーと97マイル(約156.1キロ)の速球が途中まで同じに見える大谷の投球。打者にとっては“悪夢”のようだろう。