MLBは“飛ばないボール”で投高打低に拍車 打率は1968年以降で最低、本塁打も激減

本塁打数は昨年比27%減、1試合の得点は1.19点減少している

 ヘイマン氏は「粘着物質の取り締まりと両リーグDH制が攻撃を活性化させると期待されていたが、現状はそうなっていない」と指摘。その最大の理由に飛ばないボールを挙げた。メジャー史上最多の年間6776本塁打が飛び出した2019年のような「超・打高投低」を避けるためのボールが作用しすぎているというのだ。

 現在使用されているボールは、2019年のものより固くなく、弾力も低いという。記事は、これが本塁打が昨季より27%減少、1試合当たりの得点が9.19点から8点に減少している理由だと指摘する。

 さらに今季はロックアウトの影響を受けてキャンプ実施期間が短かったこと、ベンチに投手を15人入れられる制度のおかげで、先発投手が全力で投げられる環境が整っていること、ボールの保湿庫が全30球場に導入されたことも、投手有利の状況に拍車をかけていると指摘している。

(Full-Count編集部)

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