大谷翔平は「これで波に乗った」 “溺愛アナリスト”が断言「打席の感覚がいい」
二刀流での圧倒的な活躍を断言「今年の彼はやってくれる」
エンゼルスの大谷翔平投手を“溺愛する”アナリストとして知られるベン・バーランダー氏が29日(日本時間30日)「Full-Count」の取材に応じた。この日の4号本塁打について「これで波に乗った」と復調を感じている。
バーランダー氏は、ドジャースとタイガースの試合が行われたドジャースタジアムに現れた。大谷が10試合の沈黙を超え、今季4号を放ったことを聞くと「彼の場合3、4試合ホームランがないだけで、当たりが止まっていると思われるけど、これで今季4本。先日は3安打もあった。打席での感覚がいいように見えるから、これで波に乗ったようで、僕も気分が高まっているよ」と復調を確信するかのような言葉を残した。
さらに、ここまで4回先発して2勝2敗の星が残っている投球についても「マウンドでも非常に調子がよさそうだから、今年の彼はやってくれると思うよ」と太鼓判を押した。MVPを獲得した昨年同様、二刀流で圧倒的な成績を残すと断言しているようだ。
この日、ロサンゼルスに遠征してきたタイガースは、バーランダー氏にとって兄・ジャスティンがかつてエースとしてプレーしたチーム。さらに自身も傘下チームで5年間のマイナーリーグ生活を送った。「(自分の)すべてだよ。あの時、タイガースがチャンスをくれてプロとして5年間プレーしていなかったら、今こうしてメディアの一員としてここにいられたか分からない。僕にとって、人生の大きな部分を占める時間だった。永遠に感謝している」。そして「だからここに来たんだ。みんなに挨拶するためにね」。古巣への愛着は永遠だ。
主砲のミゲル・カブレラが今季、通算3000安打を達成したことも「あれは見ていて感極まった。彼と知り合いになれたこと、彼とプレーすることができたこと、同じグラウンドに立てたことは特別だ。僕は彼の人間性、そして選手としての彼のことも知っているから、先日のあの出来事には感極まった。彼が選手として成し遂げたことは、まったくもって信じられない」と大絶賛していた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)