東大主将が落胆「しんどいですね…」 “あと1球”から12年ぶり早大撃破を逃す

9回2死から同点に追いつかれ静まり返る東大ベンチ【写真:上野明洸】
9回2死から同点に追いつかれ静まり返る東大ベンチ【写真:上野明洸】

9回2死2ストライクまで追い込むも、同点打を許す

 東京六大学野球の春季リーグ戦が1日、明治神宮野球場で行われ、第1試合で東大は6-6で早大と引き分けた。1点リードで9回を迎えるも、2死から痛恨の同点に。試合後、主将の松岡泰希捕手(4年)は「しんどいですね……」と肩を落とした。

 東大は初回に2点を奪われるも、2回に2死満塁から宮崎湧外野手(4年)の中前打で同点、続く中井徹哉内野手(4年)が勝ち越しとなる適時右前打を放ち、この回3得点で逆転。3回にも1死二、三塁から阿久津怜生外野手(4年)の適時中前打、林遼平内野手(4年)のスクイズで2点を追加した。4回にも1点を加えて5回終了時点で6-3とリードしていた。

 12年ぶりの早大撃破は目前だった。6回からは前日に9回155球を投げたエース井澤駿介投手(4年)をマウンドへ送って逃げ切りにかかったが、6回と8回にそれぞれ1失点して1点差に。最終9回2死二塁、カウント2-2から印出太一捕手にカットボールを中前に運ばれ同点に追いつかれた。次の打者は打ち取ったものの、大会規定で9回引き分けとなった。

 井澤は「投げるとは言われていたので準備はしていた。打たれたのは、シンプルに自分の実力不足かなと。3点差で(出番が)回ってきて抑えられなかったというのは、きょうはちょっと勝てた試合だなと思っています」と悔しがった。松岡泰は明日以降の試合について「きょうみたいに何とか粘って、終盤勝負に持ち込めたら」と前を向いた。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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