「5本くらい当てて」ベルーナドームの“ファウルポール”に広告を掲出した狙い

ベルーナドームのファウルポール【写真:パ・リーグインサイト 丹羽海凪】
ベルーナドームのファウルポール【写真:パ・リーグインサイト 丹羽海凪】

ポール直撃弾が出ると、マイクロホンやヘッドホンなどが抽選でプレゼント

 西武の本拠地・ベルーナドームで13年ぶりにファウルポールの広告が復活した。広告主は東京都西多摩郡に本社を構える、創立70年の音響機器メーカーの「株式会社プリモ」。2022シーズンから西武とロッテのオフィシャルスポンサーとなったプリモは、両球団の本拠地で使われるマイクを提供。ベルーナドームではダグアウトやバックネット裏、ファウルポールへ広告を出稿している。

 ファウルポール広告の登場にあわせて、これまで以上にホームランの行方が楽しみになりそうな企画も。「プリモ ポール直撃ホームラン賞」として今季、西武選手にポール直撃ホームランが出ると、ヒーローインタビューで使用される高性能マイクロホンまたは高級ゲーミングヘッドホンが抽選で当たる。ファウルポールに広告が復活したワケなどを、株式会社プリモ代表取締役社長の代田大輔さんと株式会社西武ライオンズの担当者に聞いた。

――プリモはなぜパ・リーグ球団のサポートに力を入れているのでしょうか。

代田社長「プリモにも軟式野球チームがあり、プロ野球に興味のある社員が多数います。70周年の節目で広告を検討した際、知名度向上もそうですが、社員の活気アップにつながるプロ野球を選定し、近隣の関東圏内にて地域密着でファンとのつながりが濃く、ご縁のあった両チームを応援させていただく運びとなりました。マイクを通じて野球観戦の臨場感や雰囲気を感じてもらえればと思っています」

――ベルーナドームでのファウルポール広告掲出は13年ぶり。復活した理由と経緯について聞かせください。

西武営業部「2021シーズンに球場の大規模改修を終えて、今まで以上にスポンサーさまや、お取引先さま、ファンの皆さまに応援していただけるような球場づくりに注力しています。プリモさまは70周年の節目ということもあり、ライオンズならではの特別なかたちで記念したいという想いを伝え、すべてのカテゴリーの広告を実施していただくことになりました。また、プリモさまからもう少しインパクトがあるものがほしいということで、来場者さま向けの広告のひとつとしてファウルポール広告をご提案いたしました」

代田社長「元々はバックネット裏のLED広告とベンチ内広告を検討していました。その中で、弊社の音響製品をより多くのお客さまに知ってもらいたいという話を、ライオンズの担当営業に相談したところ『それではファウルポールに広告をつけてみませんか?』とご提案いただき一気に話が進展しました」

――実際にベルーナドームで広告はご覧になりましたか?

代田社長「試合観戦時に広告を拝見しました。ポールの広告は球場内どこにいても目につくため、広告効果を期待しています。試合後のグランドウォークの際、ファンの方々がポールと記念撮影しているのを見かけ、非常に感動しました」

ファンからは「景品がかっこいい」「早く当たってほしい」などの声

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