DeNA大田が実証した“2番の適性” 連敗脱出に導いた、1番楠本との「Wタイシ」

DeNA・大田泰示(左)と楠本泰史【写真:小谷真弥】
DeNA・大田泰示(左)と楠本泰史【写真:小谷真弥】

風のいたずらの中前打で「ベンチが盛り上がった」

■DeNA 7ー1 中日(4日・横浜)

 DeNAは4日、本拠地・横浜スタジアムで行われた中日戦に7-1で大勝。今季最長の連敗を「4」で止めた。打撃不振のリードオフマン・桑原将志外野手をスタメンから外し、楠本泰史外野手を「1番・右翼」、大田泰示外野手を「2番・中堅」で起用した。名前の読みが同じ「タイシ」の1、2番がそろって持ち味を発揮し、特に大田は4打数3安打の大活躍で応えた。三浦大輔監督は「ダブル・タイシは今、状態がいいですから」と自画自賛した。

 初回の攻撃からチームを勢いづけた。8年ぶりの先発となった中日の左腕・岡田に対し、1番の楠本が四球を選び出塁。2番の大田の打球は平凡な二飛に見えたが、風に流され中前へポトリ。幸運なヒットとなり、無死一、二塁のチャンスをつくった。結局後続が倒れ、この回は得点につながらなかったが、三浦監督は「大田は普段から声を出してベンチを盛り上げてくれている。だからあの打球がヒットになって、ベンチが凄く盛り上がった」と明かす。

 4回に嶺井の1号2ランが飛び出し先制すると、5回には先頭の大田が右翼フェンス直撃の二塁打を放ってチャンスメーク。続く佐野の右前適時打で生還し、貴重な追加点を奪った。3-1で迎えた7回にも1、2番が機能し、試合を決定づける。1死から楠本が四球、大田が左前打で続いて一、二塁とし、佐野の中前適時打、牧の6号3ランへつなげたのだ。

プロ14年目で通算犠打数はわずか「3」

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