DeNA大田が実証した“2番の適性” 連敗脱出に導いた、1番楠本との「Wタイシ」

プロ14年目で通算犠打数はわずか「3」

「大田はいい所で打ってくれたし、クス(楠本)はクスで、粘っこい打撃をして四球も選んでくれた」と2人を称賛した三浦監督。新しい打順を組むにあたって、基本的な考えは「いかにして塁に走者を置いた状態で4番の牧、5番のソトにつなぐか」だったと言う。1番に試合前時点の出塁率.359の楠本、3番に同.313の佐野を置いたのは定石通り。鍵は2番の人選で、指揮官は大田の打棒に賭けた。元々バントで送るタイプではなく、プロ14年目で犠打数は通算「3」に過ぎず、2014年以降はこの日を含め1つも記録していない。超攻撃型の2番である。

 大田は桑原が新型コロナウイルス陽性で戦列を離れている間、スタメンが増えていたが、桑原が4月26日に復帰すると出場機会が激減した。その桑原の打撃不振で再びチャンスが巡ってきた格好だ。4日現在、今季打率は.294(51打数15安打)だが、打順が2番の時に限ると.414(29打数12安打)に跳ね上がる。三浦監督は「(大田の2番スタメンの理由は)相手の先発投手が左だったということもある」と言うが、左投手に対して打率.286(21打数6安打)、右投手に対しても同.300(30打数9安打)をマークしており、相手投手に関わらず2番が適任なのかもしれない。

 もちろん、この日代打から途中出場して2打数無安打、今季打率.177となった桑原も、黙ってベンチを温めてはいられない。オースティン、宮崎を故障で欠くDeNA打線だが、チーム内競争から戦力の底上げを図る。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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