4戦4敗、右肘手術乗り越え万感お立ち台 DeNA20年ドラ1入江、果たした牧との“約束”

DeNA・入江大生【写真:町田利衣】
DeNA・入江大生【写真:町田利衣】

7回からリリーフ登板し2回1安打4奪三振無失点

■DeNA 10ー2 中日(5日・横浜)

 2020年ドラフト1位で入団したDeNAの2年目・入江大生投手が、5日に本拠地・横浜スタジアムで行われた中日戦でプロ初勝利を挙げた。即戦力の期待を担った昨季は、開幕先発ローテ入りを果たしながら4戦4敗で2軍落ちし、8月に右肘のクリーニング手術を受けて早々とシーズンを終えた。リリーフに転向した今季、8試合目の登板で、同期入団の牧秀悟内野手と一緒に万感の思いでお立ち台に上がった。

 念願の初白星は意外な形で舞い込んだ。チームはこの日10-2で大勝したが、先発の坂本はリードしていながらも4回1失点で降板。リリーフでマウンドに立った4人のうち最長の2イニングを投げ、1安打4奪三振無失点に封じた入江に白星が付いた。

 7-1と6点リードして迎えた7回からマウンドに上がったが、「相手に流れを渡さないように必死に投げました」と気合十分。最速154キロの速球を軸にスライダー、フォーク、ツーシームも冴えた。先頭の郡司には二塁内野安打されたものの、続くビシエド、阿部、石川昂を3者三振。8回も三ツ俣をインハイの150キロで見送り三振に取るなど、3人で片づけた。

入江と牧は寮の風呂で「2人でお立ち台に立ちたい」と語り合っていた

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