4戦4敗、右肘手術乗り越え万感お立ち台 DeNA20年ドラ1入江、果たした牧との“約束”

入江と牧は寮の風呂で「2人でお立ち台に立ちたい」と語り合っていた

 昨季は同期でドラフト2位入団の牧がリーグ3位の打率.314をマークし大活躍するのを横目に、1位の自分は結果を残せず、つらい日々を送った。この日は、先制7号3ランを含む4打数2安打4打点の牧と2人でお立ち台。牧は入団当初から青星寮の風呂で顔を合わせるたびに「いつか2人でお立ち台に立ちたいな」と語り合っていたことを明かした。

「ここに立ってファンの皆さんの顔が見られて、本当にうれしいです」と感極まった表情を見せた入江。インタビュアーから「ウイニングボールを見せてください」と振られると、即座にダッシュでベンチへ向かい、白球を手に駆け戻りスタンドへ向かって掲げた。その立ち居振る舞いがなんとも初々しい。

 さらに入江は入団当初に「2000の1発ギャグを持つ男」を自称。お立ち台で披露することを公約としていた。ヒーローインタビューの最後に促されると、「初勝利が遅くなってしまい、ごめんね、ごめんね~」。同じ栃木県出身の漫才コンビ「U字工事」のギャグをまねた。

 スタンドは大爆笑──とはいかなかったが、日常的に入江の1発ギャグを見ている牧は「100点。気持ちよくやっていましたね」と“採点”した。今後は“勝利の方程式”入り、近い将来には先発復帰も期待される右腕。次なる1発ギャグが楽しみだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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