大谷翔平、グリーンモンスター直撃タイムリー 今季7度目マルチ、3勝目へ自ら援護
敵地・レッドソックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場
■Rソックス ー エンゼルス(日本時間6日・ボストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地・レッドソックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場した。4回の中堅フェンス直撃の安打で2試合ぶり安打をマーク。第4打席でグリーンモンスター直撃のタイムリーを放ち、6試合ぶりマルチ安打をマークした。投球では7回まで11奪三振6安打無失点と好投。3勝目の権利を手にした。
元祖二刀流ベーブ・ルースの“聖地”で躍動した。4回1死一塁。42歳左腕ヒルのスライダーを捉えた。中堅後方を襲う大飛球。名手・ブラッドリーJr.が太陽光で打球の行方を見失った。フェンス直撃の中越え打。同一、三塁にチャンスを広げる2試合ぶり安打となった。得点にはつながらなかった。
タイムリーは8回無死満塁だった。右腕ハウクの初球フォーシームを逆らわずに打ち返した。グリーンモンスター直撃の適時打となった。今季7度目のマルチ安打をマークした。
前日4日(同5日)の敵地・レッドソックス戦は「3番・指名打者」でフル出場。延長10回ゲームの試合終了は22時54分で、5日の試合開始は13時35分。14時間41分後の投打同時出場となった。
メジャー30球場で最も古いフェンウェイパークはベーブ・ルースが1914年から1919年まで投打で活躍した。1918年には投手で13勝、打者で11本塁打と「2桁勝利&2桁本塁打」を達成。エンゼルスによると、フェンウェイパークで先発投手が4番までの上位打線に名を連ねるのはルース以来103年ぶりだ。今季3勝目へ自らのバットで強力援護した。