大谷翔平、6回まで10奪三振無失点の好投 再三のピンチ脱して雄叫び、最速161キロ
敵地・レッドソックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場
■Rソックス ー エンゼルス(日本時間6日・ボストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地・レッドソックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場した。6回まで10奪三振5安打無失点と好投した。最速100.3マイル(約161.4キロ)。
元祖二刀流ベーブ・ルースの“聖地”でマウンドに上がった。初回先頭・ストーリーをスプリットで空振り三振。デバースを振り逃げで出したが、ボガーツをスライダーで空振り三振。マルティネスを二ゴロに仕留めた。2回2死一塁ではブラッドリーJr.を中飛に。3回は2死から連打で一、二塁としたが、マルティネスを158.3キロで空振り三振に仕留めた。4回は3者凡退に抑え、5回1死二塁からストーリー、デバースと2者連続三振に仕留めた。ピンチを脱すると、マウンド上で雄叫びをあげてガッツボーズを作った。
6回は先頭・ボガーツから空振り三振を奪って今季2度目の2桁奪三振をマーク。マルティネスの左翼フェンス直撃の二塁打などで招いた2死三塁では遊撃ベラスケスが左前へ落ちそうな打球をダイビングキャッチ。大谷はガッツポーズを作って喜んだ。
前日4日(同5日)の敵地・レッドソックス戦は「3番・指名打者」でフル出場。延長10回ゲームの試合終了は22時54分で、5日の試合開始は13時35分。14時間41分後の投打同時出場となった。
メジャー30球場で最も古いフェンウェイパークはベーブ・ルースが1914年から1919年まで投打で活躍した。1918年には投手で13勝、打者で11本塁打と「2桁勝利&2桁本塁打」を達成。エンゼルスによると、フェンウェイパークで先発投手が4番までの上位打線に名を連ねるのはルース以来103年ぶりだ。歴史的な一戦で勝ち星を挙げられるか。
(Full-Count編集部)