燕の主砲と鯉のエースに最高評価 セイバーメトリクスで選ぶ3、4月のセ月間MVP

データが示す「最もチームに貢献した打者」は村上宗隆

 そんなセ・リーグの月間MVPは5月13日に発表される予定だが、ここでは、セイバーメトリクスの指標による3、4月の月間MVP選出を試みる。

 打者の評価としては「平均的な打者が同じ打席数に立ったと仮定した場合」よりも「どれだけその選手が得点を増やしたか」を示す「wRAA」を用いる。wRAAは「(wOBA?リーグ平均wOBA)/1.24×打席」という式で算出される。またwOBAは「{0.69×(四球-敬遠)+0.73×死球+0.97×失策出塁+0.87×単打+1.33×二塁打+1.73×三塁打+2.07×本塁打}/(打数+四球-故意四球+死球+犠飛)」で算出される。

各チームのwRAA上位2選手は以下の通り。

巨人:岡本和真9.31、吉川尚輝8.14
広島:西川龍馬8.54、菊池涼介4.03
ヤクルト:村上宗隆11.21、山田哲人7.78
中日:阿部寿樹7.05、大島洋平6.30
DeNA:牧秀悟9.48、宮崎敏郎7.95
阪神:佐藤輝明8.98、大山悠輔5.57

 各チームの主砲が順当に開幕から成績を残しているといえよう。ただ、巨人の吉川、中日の大島、DeNAの宮崎と、各チームの貢献度2位に位置する選手が戦線離脱している。これらの選手の動向とカバーする選手の出現が、今後のチーム状況に大きく影響を及ぼすことになるだろう。

 3、4月で「最もチームに貢献した」とデータが示している打者は、ヤクルトスワローズの村上宗隆内野手だ。今シーズンも開幕から全試合で4番として出場。打率、本塁打、打点という主要打3部門の1位ではないが、OPS.983と出塁率.434はともにリーグ2位。山田哲人内野手とともにヤクルト攻撃陣の核として貢献した。

 なお、OPS1位はDeNAの牧秀悟で1.048。長打率.597や得点圏打率.412という数値は村上より上だが、打席数が村上の113に対し82しかなく、その差がwRAAに影響した。よって3、4月のセ・リーグ月間MVP打撃部門に村上を推挙する。

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