パ4球団がチーム防御率2点台の「異常事態」 昨季Vオリックスが苦しむ“超・投高打低”

オリックス・中嶋聡監督【画像:パーソル パ・リーグTV】
オリックス・中嶋聡監督【画像:パーソル パ・リーグTV】

今季ワースト7連敗&中嶋政権ワーストタイの借金「6」

■楽天 2ー1 オリックス(8日・京セラドーム)

 昨季のパ・リーグ覇者が苦しんでいる。オリックスは8日、本拠地・京セラドームでの楽天戦に延長10回、1-2で敗れた。今季ワーストの7連敗、中嶋政権ではワーストタイの借金「6」と、どん底状態だ。3割打者が吉田正1人だけという“超・投高打低”が顕著になっている。

 長いトンネルは、いつになったら抜け出せるのか……。この日も2回に頓宮の1号ソロで先取点を奪ったが、その後はチャンスで1本が出ず敗戦。同点の9回、先頭の野口が左前打、さらに宗の犠打などで2死三塁とサヨナラの好機を作ったが、頼みの綱の吉田正は申告敬遠で歩かされ無得点に終わった。

 ベストメンバーで戦えない状況が続き、野手陣で好調なのは打率.325の吉田正のみ。新型コロナ禍と、昨季の主力が不振に陥るという状況に中嶋監督も「空回りしているわけでもないんでしょうけど。どうですかね……。各々、感じるところはあるんでしょうが、見ていて歯がゆいところもある。こっちはもうケツを叩いていくしかないんで」と苦しい現状を口にする。

チーム打率.206、85得点、11本塁打はリーグワースト

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