OBが語るヤクルト連覇のカギは? 首位浮上も現状は…「巨人、広島が落ちてきた」

ヤクルト・清水昇【写真:小林靖】
ヤクルト・清水昇【写真:小林靖】

清水、奥川、サンタナがいない中での首位、勝ち続けるためには…

 そんな中、ヤクルトが1992、93年以来29年ぶりのリーグ連覇にこぎつけるためのキーポイントは何か。野口氏は「投手陣では清水(昇投手)、奥川(恭伸投手)、野手では(ドミンゴ・)サンタナ(外野手)が故障で戦列を離れています。特に清水は長いシーズンを制する上で不可欠。復帰後の働きが鍵を握ると思います」と見る。

 清水は昨季両リーグを通じて最多の72試合に登板し、2年連続で最優秀中継ぎ投手のタイトルに輝いた。今季も勝ちパターンの8回を担っていたが、4月17日のDeNA戦で打球を右足に当て出場選手登録を抹消された。もっとも、今月8日のイースタン・リーグ巨人戦で実戦復帰し、1回1安打1四球無失点。近日中の1軍合流が見込まれている。

 巨人の菅野、坂本の復帰も近いとみられる。球界では新型コロナウイルスの感染者があとを絶たず不透明な状況が続くが、いち早くベストメンバーに近い戦力を整えたチームが有利になるのは間違いない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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