「よくやるんだ、打撃練習で」 右打者レンドンの“左打席”での一発に指揮官ご満悦
レンドンの「左打席」からの一発に「野球はこんな瞬間を求めていた」
■エンゼルス 12ー0 レイズ(日本時間11日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、本拠地で行われたレイズ戦に「3番・DH」で先発出場し5打数2安打。2試合連続のマルチ安打を記録した。そして先発のリード・デトマーズ投手は1四球を与えたのみで自身初、チーム史上11度目のノーヒットノーランを達成。さらに右打者のアンソニー・レンドン内野手が左打席で本塁打を放つという珍事もあり、ジョー・マドン監督は試合後「今日はそんなに言うことがない」とご機嫌だった。
指揮官は大記録を達成した左腕を「今日はそんなに言うことがないよ。とにかく今日はリード(デトマーズ)が全てだ」と称えた。
さらに、アンソニー・レンドン内野手が右打者ながら左打席に入り、本塁打を放つという“珍事”もあった。マウンドにいたのは本来外野手のフィリップス。“右腕”に対し左打席に入ったレンドンは低めのボールをすくい上げて右中間へ運んだ。
「彼はあれをよくやるんだ。打撃練習とかでね」と明かした指揮官は「完璧だったね。野球はこんな瞬間を求めていた。観客も適切な反応をしてくれた。相手に失礼なことはなかった。楽しい瞬間だったよ。ただのホームランではなくしっかりと捉えた打球だった。打撃コーチも『できるよ』って言っていたよ。クールなイニングだったね。長引き過ぎてデトマーズが冷えないかだけ心配だったけど」と、愉快そうに笑った。
(Full-Count編集部)