右打者レンドン、キャリア初の“左打者弾”も超クール「序盤で大きくリードしたしね」
大量リードの8回に野手フィリップスから4号2ラン
■エンゼルス 12ー0 レイズ(日本時間11日・アナハイム)
エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手は10日(日本時間11日)、左打者としてキャリア初本塁打をマークした。大量リードの8回、強打の右打者は左打席へ。野手のフィリップスから右中間4号2ラン。通算155本塁打を誇る31歳は、「序盤で大きくリードしたしね」とクールに振り返った。
珍事は10点リードの8回1死二塁だった。レンドンは左打者用ヘルメットを被って左打席へ。右足を軽く上げてタイミングをとると、フィリップスの87キロ遅球をフルスイング。右中間席へ飛び込んだ。ファンは狂喜乱舞の大盛り上がり。二塁走者・大谷は白い歯を見せてレンドンを出迎えた。
試合後は初のノーヒットノーランを達成した22歳左腕デトマーズへのコメントに終始した。「見事だ。今トレーニングルームでみんなで話していた。『彼の年齢のときみんな何してた?』ってね。だが、彼は落ち着ているよ。あんなに若いのに。ファンの声援が大きくなっていたことで気づいた。そこからは、ただ彼のために勝ちたいという気持ちになった」と語った。
チームは3連勝で貯金10。地区首位を快走している。「最初のここでの2年とは、今年のチームはまるで昼と夜とほどの違いがある。新鮮だよ。今年は序盤から波に乗れて素晴らしい。日々これを続けていきたいね」と前を向いていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)