パの本塁打王は独走の山川穂高で決まり? 近年のキング5人の「傾向」をチェック

今季独走の山川、2年連続本塁打王の時期の傾向は?

 山川は2018年から2年連続で本塁打王に輝いたが、いずれの年もスタートダッシュに成功していた点は興味深い。2018年は5月と6月に少し調子を落としたが、7月以降は3か月連続で8本塁打以上とアーチを量産。最終的には47本まで数字を伸ばし、自身初の栄冠を手にした。

 翌2019年は前年に苦しんだ5月に11本と出色の活躍を見せ、最初の3か月で22本という驚異的なペースでアーチを量産。その後は7月に打率.173という深刻な不振にも陥ったが、8月には月間9本と調子を取り戻し、最終的には2年連続40本という快挙を達成。苦しい時期もありながら、前年に続いて王座を守り抜いた。

 4月末までにハイペースで本塁打を積み上げ、そこから一旦調子を落とすものの、夏場に再び量産体制に入り、シーズン終盤にかけて数字を伸ばす。月ごとの細かい数字こそ異なるものの、山川選手が本塁打王を獲得した2年間は、いずれも似た経過をたどっていた。

 シーズン開幕からまさに絶好調だった2022年はその再来も期待だ。途中離脱があったものの、5月10日現在トップの14本塁打を記録している。過去2年間の不振を脱却し、いよいよ完全復活の気配を感じさせただけに、今季は期待大と言えそうだ。

「安定感」の浅村、傾向が日本人離れしている杉本

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