大谷翔平、急造バッテリーでも「強力だった」 新相棒が感謝「いい考え持っている」
マスクかぶったロマイン「スライダーを本当に思い通りに操っていた」
■レイズ 4ー2 エンゼルス(日本時間12日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地でのレイズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、6回5奪三振2安打1失点と好投した。リードを許しての降板となったが、味方打線が8回に追いついて黒星はつかず。バッテリーを組んできたマックス・スタッシーが負傷者リスト(IL)入りした中で、この日“新相棒”となった33歳のオースティン・ロマインは「持ち球を有効に活用していた。スライダーを本当に思い通りに操っていた。よく投げていたと思う」と最敬礼した。
大谷は2回2死からキアマイアーに甘く入ったスプリットを右中間ソロとされて先取点を献上。しかし、その後は粘りの投球が光った。3回は1死から2者連続四球でピンチを招いたものの、フランコ、崔志萬の中軸を抑えた。5回2死二塁ではディアスを力のない二ゴロに。6回にはカーブで2者連続三振を奪ってみせた。最速は99.2マイル(約159.6キロ)をマーク。防御率2.78となった。
怒涛の20連戦最後の試合で疲れが否めない中で、二刀流は試合を作った。スプリングトレーニングでもボールを受けていなかったというロマインは「僕たちは全体的なプランを持っていたけど、状況に応じてアジャストするつもりだった。どんな投球をしたいのか、そしてどんな投球が出来るかについて、彼はいい考えを持っている」と強調。急造バッテリーながら、大谷が引っ張った。
6回が変化球中心になったことには「試合というのはそう言う風に進むもの。特定のやり方でアウトを奪う必要があるときもある。きょうはスライダーもカーブも本当に強力だった」とも。「彼は100マイル(約161キロ)の球を投げるけど、スライダーも本当にいい。打者への攻め方を変えなければいけない時もある。メジャーリーグの打者は適応するものだからね」と変幻投球を称えた。
(Full-Count編集部)