大谷翔平が降板を「丁重にお断り」 殿堂入り右腕を彷彿させる“強気姿勢”に米注目
12日に行われたレイズ戦の6回に右手を突き出してベンチを制した大谷
11日(日本時間12日)に行われたレイズ戦で6回1失点と好投したエンゼルスの大谷翔平投手。「3番・投手兼DH」で投打同時出場した右腕が6回に見せた“降板拒否”の意思表示が、殿堂入り投手の姿と重なると米国で話題となった。
大谷が鬼気迫る表情でベンチを制したのは6回だった。先頭を遊飛に仕留めたところで投手コーチがマウンドへ。続く崔志萬を空振り三振に斬ったところで球数は89球に達した。ベンチで動きかけた首脳陣を右手を突き出して制止。最後はアロサレーナを3球三振に仕留めた。
この振る舞いに米メディアも注目。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」の元記者ハワード・コール氏は「オオタニがマイク・ムッシーナがやったことを再現した」とツイート。殿堂入り投手のマイク・ムッシーナ氏がヤンキース時代の2006年5月31日(日本時間6月1日)に行われたタイガース戦の9回2死でベンチを制した場面と大谷の姿を重ね合わせた。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」もツイッターで「ショウヘイ・オオタニがマウンドビジットを丁重にお断り」、米スポーツ局「FOXスポーツ」も「オオタニはマウンドビジットを拒んだ」とツイート。ファンも「そういう気の強い所も好きですよ」「漢だわ」「すごく負けん気強い」「アメージング」「彼はまさにヒーロー」と、この姿に好感を抱いていた