快挙まであと1イニングで起こった「大事件」 ノーノー左腕が語る衝撃「凄かった…」
デトマーズがノーノー達成直前、右打者のレンドンが左打席に立つと…
10日(日本時間11日)に行われたレイズ戦で、ノーヒットノーランを達成したエンゼルスのリード・デトマーズ投手が、MLBネットワークの番組「MLB Tonight」に出演した。弱冠22歳の左腕がその中で「これまで見たことがない」と驚きをもって振り返ったのは、自らの快挙ではなく、右打者のアンソニー・レンドン内野手が「左打席」からかっ飛ばした本塁打だった。
“まさかの一発”が飛び出したのは試合の8回。マウンドには外野手のフィリップスが立っていた。デトマーズにとっては、快挙まであと1ニングに迫った時点で場内が騒然となった。
この場面の映像を見ながらデトマーズは「落ち着きを保つようにしました。レンドンが左打席でHRを打ったときは、思わず立ち上がって握手しに行きましたが。あんなことは今まで見たことがなくて……凄かったですね」と今でも驚きを隠さない。
ただ、その“混乱”に巻き込まれずに、9回もきっちり抑えて自身もノーヒットノーランを達成。その秘訣を「(集中力を保つために)僕はルーティンをこなしました。ストレッチをしたり、すこし水を飲んだりというような小さなことですが」と明かす。あまりにもいろいろな事件があり過ぎた1日を「とてもスペシャルな夜になりました。この夜のことを決して忘れることはないでしょう」と振り返っていた。
(Full-Count編集部)