佐々木朗希に3勝献上、オリ中嶋監督が“苦悩”吐露「そう簡単に打てるわけじゃ…」

オリックス・中嶋聡監督【画像:パーソル パ・リーグTV】
オリックス・中嶋聡監督【画像:パーソル パ・リーグTV】

チャンスを作るもあと1本が出ず「変化球で来た時にどこまで我慢できるか」

■ロッテ 4ー1 オリックス(13日・京セラドーム)

 頭脳的な投球を見せられ“三度目の正直”とはならなかった。オリックスは13日、本拠地でのロッテ戦を1-4で敗れ5位に転落した。今季3度目の対決となった佐々木朗の前にあと1本が出なかった。中嶋監督も「何をしていくか、これからやっていくしかない」と、剛腕攻略に頭を悩ませていた。

 完全試合を喫した右腕を相手にチャンスを作るが、その後が続かない。初回も1死から宗が左前打を放つが、紅林が二ゴロ併殺。わずか4球で終わったが“好球必打”の姿勢は崩さなかった。2点を追う3回もルーキー・池田が中前打を放ち1死一、三塁とチャンスを作るも福田が放った遊ゴロが併殺崩れとなり1点を奪うのが精一杯だった。

 最速163キロの直球を積極的に狙っていたが、得点圏に走者を背負うとギアを上げる。松川とのバッテリーが見せる巧みな投球術の前にバットは空を切った。今季、すでに3勝を献上した中嶋監督は「やっぱり、あのボールはそう簡単に打てるわけじゃない。変化球で来た時にどこまで我慢できるか。そこは技術が必要になってくる」と言葉を振り絞った。

コロナから福田が復帰も、杉本の昇格は見送られる

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY