秋山翔吾には厳しい現実も…パドレス入り2632安打カノは「必要としていた武器に」
パドレスにとってはローリスクな選択肢…左の代打としての期待
パドレスは13日(日本時間14日)、メッツから事実上の戦力外「DFA」となっていたロビンソン・カノ内野手とのメジャー契約を発表した。チームのメジャー枠は埋まり、マイナー契約からの昇格を目指していた秋山翔吾外野手にとってはひとまず苦しい状況に。MLB公式サイトは、通算2632安打の39歳がパドレスで期待される役割を展望している。
2021年は禁止薬物規定違反で全休し、復帰した今季もでっぷりした体型が物議を醸したが、球宴に8度も出場したバットマンへの期待は大きいようだ。パドレス打線について、MLB公式は「シーズン序盤の時点で層の薄さが露呈している」と指摘。その上で、「必要としていた左の代打として武器になる」との言及も。試合終盤にキム・ハソン内野手やオースティン・ノラ捕手に代わって打席に立つことが「簡単に予測できる」と展開した。
指名打者としても先発チャンスがある上に、二塁手のバックアップ役も務められる点にも言及。二塁のジェイク・クロネンワース内野手が遊撃に回るという選択肢も増え、ラインナップに幅が広がる。もちろん2010年前後の全盛期のような姿ではないものの、パドレスにとってはローリスクな選択肢である面にも触れた。
一方で、打撃面の底上げにはなるが「万能薬ではない」とも。外野陣の物足りなさを挙げ、今後トレードで外野手を獲得することだろうが最優先事項になると触れた。まずかカノはチームにどんな化学変化をもたらすのか――。その結果次第で、シーズン中の補強や昇格にの影響が及ぶ。
(Full-Count編集部)