バットとボールが“離れすぎ”… グニャリと曲がった超絶魔球が「スゲー軌道」
外角ボールゾーンに外れていく変化球に打者は手を出した
■ブルージェイズ 6ー2 マリナーズ(日本時間17日・トロント)
マリナーズのワイアット・ミルズ投手が投じたスライダーの軌道が話題を呼んでいる。右横手からの一球は凄まじい角度で曲がりボールゾーンに外れたが、空振りを奪った。バットとボールは大きく離れており、ファンは「スゲー軌道」などと驚きの声を上げた。
ミルズは16日(日本時間17日)に敵地で行われたブルージェイズ戦の7回に登板。無死一、二塁でカウント0-2から右打席のテオスカー・ヘルナンデスを空振り三振に仕留めたが、この一投に注目が集まった。82マイル(約132キロ)のスライダーは凄まじい勢いで曲がり、捕手が捕球した時はストライクゾーンから大きく外れていた。
マリナーズの地元放送局「ルートスポーツ・ノースウエスト」の実況を務める実況のアーロン・ゴールドスミス氏は「ほとんど打席の外でしたね。あれはストライクゾーンを少しだけ広げすぎたってことですかね?」と問いかけ、解説のマイク・ブロワーズ氏は「(バットとボールが)近くもないですね。はい、少しだけ広げていますね」と応えている。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏が自身のツイッターに「ワイアット・ミルズの82マイルのフリスビー」と記した動画を投稿すると、ファンは「凄い曲がり」「うへぇ」「左打者なら死球になりそう」とコメントしている。