豪快スイングが話題の女子大生が驚異の数値記録 元球児に“匹敵”…最新機器で打撃分析
ほさかななさんの推定飛距離は70メートル、スイングスピードは124キロ
豪快なスイングが話題となっている現役大学生の野球女子・ほさかななさんが、打撃を分析する最新機器「ラプソード」を初めて体験した。女子とは思えないスイングは、計測された数値も驚きだった。
現役大学生の野球女子・ほさかななさんが横浜市にある室内練習場「BAY SIDE LINE」で、初めて「ラプソード」を体験した。ラプソードは投手用と打者用の2種類があり、打者用は打球の速度や角度、回転軸や回転効率などを測定・分析できる。メジャーリーグ全30球団が導入し、日本のプロ野球や社会人、学生のチームでも活用されている。
ほさかさんはティー打撃で5分ほどウォーミングアップして準備を整え、いよいよラプソード初体験。硬式ボールを木製バットで捉えると、乾いた打球音が室内練習場に響いた。同時に打球が数値化される。これまで感覚や打球の質を頼りに打撃を磨いてきたというほさかさんは「数字になると目指すべき打撃や打球が分かりやすいです。いい数値を出そうと楽しみながら練習できます」と感激していた。
ほさかさんは自己記録を更新しようと豪快なスイングを繰り返す。ティースタンドにボールを置いて記録した推定飛距離の最長は70メートル。プロ野球選手を輩出している強豪校でプレーしていた30代の元高校球児の施設スタッフと同じ記録だった。スイングスピードは最速124キロを計測。「女子のスイングとは思えない」と話題の打撃は、客観的な数値でも証明された。