少年がグラウンドに投げた球が生んだ感動話 “善意のリレー”に「元気をもらった」
少年がグラウンドにボールを投げつけたことで“リレー”が始まった
■ヤンキース 6ー2 オリオールズ(日本時間17日・ボルティモア)
16日(日本時間17日)に行われたオリオールズ対ヤンキースで、試合を初観戦した少年を巡って心温まるシーンがあった。試合中に少年は、手にしていたボールをグラウンドに投げつけてしまったが、ヤンキースの選手がボールをスタンドに投げ返し、他の観客の好意もあって少年の元に無事戻ってきた。ファンは「試合の最高の場面」「これを見て笑顔になった」と声を寄せている。
MLB公式サイトによると、「今日がオリオールズの試合初観戦」と書かれたバッジを付けた少年が、近くにいたヤンキースファンからもらったというボールをグラウンドに投げてしまった。隣にいる保護者と見られる男性は頭を抱えているが、少年の無邪気な笑顔が印象的だ。
しかし、ヤンキース中堅手のアーロン・ヒックスがボールを拾って観客席へ。投げ返した場所は少年の座る席からは遠く離れていたが、少年の元に届けられた。さらにその後、オリオールズの球団職員が少年にボールをもう一つプレゼント。少年はボールを届けてくれたヤンキースファンにこの新しいボールを渡して、2人で記念撮影もしている。
オリオールズが球団公式ツイッターに「少年と彼のボール。話の全容を見て」として、一部始終の動画を投稿。ファンは「可愛すぎる」「(今回関わった人たちは)最高のファンだ」「元気をもらった」「100点満点の可愛さ」「微笑ましい」「本当に素敵な触れ合い」「最初から最後まで好き」とコメントしている。