試合を“妨害”して顔覆いうなだれる… 憔悴したボールボーイが「なんて悲しい!」

珍事に腰を落とすロッキーズのカイル・フリーランド【写真:ロイター】
珍事に腰を落とすロッキーズのカイル・フリーランド【写真:ロイター】

三塁線を破った打球をボールボーイが捕り、観客席に投げ込んだ

■ロッキーズ 5ー3 ジャイアンツ(日本時間19日・コロラド)

 三塁線を破ったヒット。レフトが迅速に処理して単打にとどめるか、それとも打者走者が二塁を陥れるか。注目のシーンが訪れると思った矢先、ボールボーイの男性が打球を捕って観客席にポイと投げ込んでしまう珍事があった。左翼手に指摘され、顔を覆ってうなだれる男性に「これは恥ずかしい」「なんて悲しい!」と声が寄せられている。

 ジャイアンツのサイロ・エストラーダは18日(日本時間19日)に敵地で行われたロッキーズ戦の6回、左翼線を破るヒットを放った。ロッキーズの左翼手サム・ヒリアードが打球処理に向かったが、ボールボーイの男性はファウルと勘違いしたのかおもむろに立ち上がると、ボールを素手でキャッチ。そのまま観客席に投げ込んでしまった。直後、ヒリアードに“事実”を伝えられた男性は愕然とした様子。両手で顔を覆い、うなだれながら居心地悪そうにイスに座っている。記録は「二塁打、ファンの妨害」となった。

 地元メディア「NBCスポーツ」のジャイアンツ専門ツイッターアカウントは「ボールボーイのエラー」と記し、地元メディア「NBCスポーツ・ベイエリア」のアレックス・パブロビッチ記者は自身のツイッターに「これは実のところ、今年ロッキーズが見せたゴロ処理で最も綺麗な守備かもしれない」と皮肉交じりの文言を綴って動画を投稿している。

 2万6713人の観客を集めた試合で犯してしまった“失態”。ファンは「彼に同情するよ。こんなの見たことない」「クビだ」「なにが起こっているか分からない」「退場になるべき」「私ならこの時点で逃げ出す」「カモーン、目を覚ませ(笑)」「夕飯について考えてたのかな」「かわいそうな男」「これはめっちゃ面白い」とコメントしている。

【実際の動画】顔を覆いうなだれる…試合を“妨害”して憔悴するボールボーイ

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