中日・根尾、ついに1軍初登板に敵地が騒然　初球いきなり150キロ、1安打無失点

9点ビハインドの8回に登板…小園との“ドラ1対決”も実現

■広島 10ー1 中日（21日・マツダスタジアム）

　中日の根尾昂外野手が21日、マツダスタジアムでの広島戦で、1軍初のマウンドに上がった。9点ビハインドの8回に登板。まさかの“二刀流”実現に、敵地は騒然。いきなり初球で150キロをマークし、1安打無失点に抑えた。

　8日のウエスタン・リーグ阪神戦でプロ初登板していた根尾が、ついに1軍マウンドに立った。先頭の坂倉への初球に150キロ。2球目を右前打にされるも、続く小園との“ドラ1対決”は147キロで右飛に仕留めた。磯村は中飛で、最後は中村を二ゴロに。計15球で二刀流の片鱗をみせつけた。

　大阪桐蔭時代には投手も兼ねていたが、プロ入り後は野手に専念。昨季は遊撃での定位置奪取を目指すも、レギュラー京田の壁に跳ね返された。今季は外野手一本で勝負を始めたが、京田の抹消もあって遊撃再挑戦も。さらに投手のチャンスも開け、さまざまな可能性を模索していく。

（Full-Count編集部）