不振から脱却してアーチ量産気配も　交流戦“キーマン”になりそうなパの大砲3人は

中村剛也「ミスター超え」の通算445号！　昨季の本塁打王も調子を上げる

「Monday パ」では、1軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも、パ・リーグを楽しんでもらえるよう旬な情報を配信。5月第4月曜日は、ホームランを特集。開幕こそスロースタートだったものの、徐々に調子を上げてきた3選手をピックアップする。（成績は23日現在）
　
○西武・中村剛也内野手

　4月終了時まで「0」本塁打だった中村に、当たりが戻ってきた。5月5日のロッテ戦で今季1号をマークすると、13日の楽天戦で「ミスター」こと長島茂雄氏の通算444本塁打を上回る445本塁打を記録し、歴代14位に。翌日の試合でも2試合連発となる4号を放つなどキレを取り戻してきた。

○ロッテ・マーティン外野手

　開幕から打率1割台を記録し続ける不振に直面。昨季27発を放った姿は影を潜め、4月終了時まではわずかに1本だった。潮目が大きく変わったのは、18日の楽天戦。延長10回に豪快なサヨナラ本塁打を放った。すると翌19日には2試合連続弾。21日のソフトバンク戦でも今季4号を放ち「YES！　マーティン」が笑顔とともに帰ってきた。

○オリックス・杉本裕太郎外野手

　昨季の本塁打王はここまで2本塁打、打率.159と苦しい結果となっている。4月下旬には新型コロナウイルス感染で2軍落ち。リセットして復帰したここ数試合は、復調の兆しを見せる。4試合連続安打、2試合連続打点を記録中。21日の楽天戦ではおよそ1か月半振りの今季2号。この流れで交流戦に入り、たくさん拳を掲げたい。