騙された走者愕然「引っかかるなんて」 衝撃の“ニセ悪送球”が「なんというプレー」
悪送球だと思った走者は一気に本塁をうかがおうとするも…直後に愕然
■フィリーズ4-3ドジャース (日本時間23日・フィラデルフィア)
まんまと走者が騙されてアウトになった野手の“名演技”に、称賛の声が集まっている。22日(日本時間23日)に行われたフィリーズ-ドジャース戦。悪送球だと見せかけて、走者が飛び出したころでタッチしたドジャースの三塁ジャスティン・ターナーの珠玉の騙し手に、ファンも「野球IQ5000」「なんというプレー」「お見事」と驚いた。
1点リードした延長10回無死二塁のピンチで、フィリーズのギャレット・スタッブスが二遊間に内野安打を放った直後だった。二塁走者のJT・リアルミュートは三塁にヘッドスライディング。一塁からの送球に対し、ターナーは後逸したそぶりを見せると、リアルミュートは立ち上がって一気に本塁を狙おうとした。しかしボールはしっかりグラブの中、ターナーにタッチされたリアルミュートは、地面に突っ伏したまま絶望していた。
見事に決まったフェイクプレーを米メディア「ジョムボーイ・メディア」が公式ツイッターで注目。ファンからは「美しい野球」「これまでに見た最高に賢いプレーの一つだ」「あの動きに引っかかるなんて」などとコメントが寄せられた。ただ、ドジャースはその後、マックス・マンシーの痛恨失策でサヨナラ負け。懸命の演技は報われなかった。