阪神、3連勝も疑問残った“動かぬベンチ” 専門家が指摘「流れが変わる可能性」

阪神・矢野燿大監督【写真:小林靖】
阪神・矢野燿大監督【写真:小林靖】

7回無死一塁で山崎の送りバントを西勇が二塁へ送球も…

■阪神 1ー0 楽天(交流戦・24日・甲子園)

 阪神は24日、甲子園で行われた楽天戦を1-0で勝利し交流戦白星スタートとなった。先発の西勇が6回無失点、その後も中継ぎ陣が踏ん張り勝利を手にしたが、現役時代に阪神、ヤクルトなど4球団で計21年間捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏は「あそこはリクエストをかけても良かったのでは?」と、1つのプレーに注目した。

 野口氏が疑問を投げかけたのは田中将から1点を奪った直後の7回の守備だった。無死一塁の場面で山崎の送りバントを西勇が素早く処理し二塁へ送球。わずかに送球がずれ、カバーに入った遊撃・中野は懸命に足を伸ばしたが、一瞬ベースから離れ判定はセーフに。スロー映像で確認すると中野は、直後にもう一度ベースを踏んでいるように見え際どいプレーだった。

「あの場面はベンチから見えづらい位置のプレーです。ですが、タイミング的なことからいっても、あそこはリクエストをかけるべきだったと思います」

「たとえ判定が覆らなかったとしても、ベンチと選手の一体感が生まれる」

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