空振りを奪った史上“最遅球” 3mの落差描いた72キロが「信じられない」

レッズ戦に登板したカブスのアンドレルトン・シモンズ【写真:ロイター】
レッズ戦に登板したカブスのアンドレルトン・シモンズ【写真:ロイター】

内野手のシモンズが登板、1回を5安打1四球で5失点だった

■レッズ 20ー5 カブス(日本時間27日・シンシナティ)

 鈴木誠也外野手が所属するカブスは26日(日本時間27日)に敵地で行われたレッズ戦に5-20で大敗。10点ビハインドの8回にアンドレルトン・シモンズ内野手がキャリア初の登板を果たし、“快挙”を成し遂げた。1イニングを投げて5失点と打ち込まれたが、記録が残る中でMLB史上最も遅い45マイル(約72.4キロ)で打者から空振りを奪ったのだ。ファンは「信じられない」「どうしてプロの打者が当てることすらできないんだ?」と声を上げている。

 遊撃手としてゴールドグラブ賞を4度受賞している名手シモンズが5-15と10点ビハインドで迎えた8回にマウンドに上がった。結果は打者9人に対して5安打1四球で5失点だったが、見せ場もつくった。無死一塁でカイル・ファーマーに対し、初球に投じた45マイルで空振りを奪った。米データ分析会社「コーディファイ・ベースボール」は公式ツイッターで「MLB史上、記録が残る最も遅い空振りを奪った球!」、「このえげつない球は10フィート(約3メートル)落ちた」と立て続けに呟いた。

「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のツイッターに「アンドレルトン・シモンズ、いやになる45マイルの……球」として動画を投稿。ファンは「一番面白いのは、スイングの最中にアンドレルトンがふらついていることだ」「打撃はタイミング。投球はタイミングを狂わすこと」「プロがこういう球を打てないのは面白い」「急いじゃいけない」「これをずっと見たかった。シンバ(シモンズの愛称)は内野では90マイル(約145キロ)以上投げる」とコメントしている。

【実際の映像】MLB史上最遅の72キロで打者を空振り 3メートルの“落差”描いたスローボール

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