菊池雄星、大谷翔平との対戦は「意識せず」 29日先発予定、好調エ軍打線を警戒

ブルージェイズ・菊池雄星【写真:ロイター】
ブルージェイズ・菊池雄星【写真:ロイター】

今季は2勝1敗、防御率3.47と好調「ストレート中心で」

 ブルージェイズの菊池雄星投手が、28日(日本時間29日)のエンゼルス戦で予定される先発登板に向け「先頭バッターをしっかり打ち取る」という攻略法を掲げた。花巻東高(岩手)の後輩に当たる大谷翔平投手との対戦に注目が集まるものの「切れ目のない打線ですから、あまり意識せず」と、トータルで見て失点を減らし、チームを勝利に導く方法を模索している。

 今季の菊池は2勝1敗と勝ちが先行。防御率も3.47と好調だ。特に今季初勝利を挙げた4日(同5日)のヤンキース戦以降は、4試合続けて2失点以下。その要因を「球種も3つになりましたし、最近はストレート中心の攻め方をできている」と自身の投球スタイルの確立に求めた。移籍1年目で「色々変えている最中ではあるんですけど、いい方向に向かっているのは間違いない」と自信を持ってのマウンドになる。

 エンゼルスとは、マリナーズに在籍していた昨季も2度対戦し1敗している。今季はア・リーグ西地区の首位争いを続けているチームに「機動力も、一発もありながら出塁もできるという打線ですからね……」と警戒感を示す。ただ「大きいイニングを作らないという戦い方ができれば、きのうの柳(賢振)さんを見ていてもそうですけど、ヒットは出ても次の打者で連打を許さなければいい戦いができる」と攻略法もしっかり描いての登板だ。

 大谷との勝負だけにフォーカスはしない。「今年に関してはトラウトもいますし、前後もいい。9人を見ながら切れ目のない打線ですから(大谷を)あまり意識することなく、試合を作りたいと思います」と力を込めた。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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