球宴右腕が80試合の出場停止… MLB事務局が処分発表、禁止薬物に陽性示し厳罰
球宴2度出場、通算62勝のカルロス・マルティネス投手
メジャーリーグのコミッショナー事務局は27日(日本時間28日)、現在FAのカルロス・マルティネス投手が禁止薬物のイブタモレンに陽性反応を示し、80試合の出場停止処分を下したと発表した。マルティネスはカージナルス時代の2015年、17年に球宴出場も果たした右腕。
米メディア「CBSスポーツ」の報道によると、現在FAのマルティネスへの処分はMLBのチームと契約し、ロースターに入ったところから消化される。現在30歳のマルティネスは春季キャンプ中にジャイアンツとマイナー契約したものの、キャンプ終了時に自らFAとなりその後レッドソックスと契約。5月上旬になりレッドソックスからも放出されていた。
マルティネスは通算62勝52敗を記録しているものの、昨季は4勝止まりと近年は低迷が続いている。同メディアは「キャリア序盤は球界屈指の若手投手だったが、近年は数々のケガに苦しんでいる。ケガや最近の低迷を考慮すると、今回の出場停止もあって、MLBキャリアの終わりとなるかもしれない」と引退につながる可能性を指摘している。
今年、パフォーマンスを向上させる薬物によって出場停止処分を受けた選手はペドロ・セベリーノ、JC・メヒアに続く3人目となる。
(Full-Count編集部)