松坂大輔氏が語る少年時代に得た“財産”「野球を辞めていても無駄にならなかった」

現在は少年野球をする息子をサポート「改めて両親に感謝」

 子どもの頃から光が当たる道を歩んできたように見える松坂さんだが、野球を辞めようと考えた“挫折”も経験したという。41歳まで現役を続けてこられたのは、両親や指導者、仲間やその家族のおかげだったと明かす。そして、少年野球をしていた頃に原点がある。

「親や監督、友達の親にも励まされてやってこられたと思います。元々は人見知りでしたが、とにかく友達が増えました。チームメートだけではなく、試合を通じて他のチームの友達もできました。野球を通じて築いた関係は続いていきます。たくさんの人と出会えて良かったです」

 子どもの頃は当たり前と感じていた両親のサポートにも今、改めて感謝している。息子が少年野球を始めて、自らがかつての両親と同じ立場となり「相当な負担をかけていたんだなと思います。大変だと感じさせる姿は見せずに、気持ち良く野球をやらせてもらいました。今は自分が息子をグラウンドに連れていっていますが、改めて両親に感謝しています」と語る。

 ユニホームを脱いだ松坂さんは野球人、そして父親として子どもたちに自身の経験や野球の楽しさを伝えていく。

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