DeNA、土日は1勝14敗の“魔の週末” 三浦監督は陳謝「ファンに申し訳ない」
先発の上茶谷が“火だるま”、3回途中10失点KO
■西武 10ー5 DeNA(28日・交流戦・ベルーナドーム)
“魔の週末”から抜け出せない。セ・リーグ5位のDeNAは28日、敵地・ベルーナドームで行われた西武戦に5-10で大敗。今季の土・日曜日の成績は1勝14敗(土曜1勝8敗、日曜0勝6敗)となった。逆に平日に限れば、19勝11敗で8つの“貯金”があるだけに、上位進出には“週末対策”が欠かせない状況になってきた。
三浦大輔監督は「週末しか来られないファンの方には申し訳ない。勝っていけるように頑張っていきます」と話した。
先発の上茶谷大河投手が大炎上した。まず2回にオグレディに先制4号2ランを被弾。そして、3回2死一塁で、西武の主砲・山川を迎えた。初回2死一塁での第1打席では普段あまり投げない90キロ台のカーブを3球投じて幻惑。最後は外角低めのカットボールで空振り三振に仕留めていた。
とはいえ、相手は日本を代表するスラッガー。同じ手はそう何度も通用しない。カウント0-1からまたもや94キロのカーブを投じたが、今度は見事にバックスクリーンへ叩き込まれた。
西武はこの山川の16号2ランを口火に、この回だけで打者14人、8安打を集中し一気に8得点。上茶谷はこの回途中、9安打3四球10失点(自責点8)でマウンドを降りた。三浦監督は「(山川にはカーブを)ちょっと続けすぎたかな。第1打席であれだけ意識させただけに、しっかり読んで狙われましたね」と振り返った。
ちなみに、DeNAの土・日唯一の勝利は4月16日・土曜日のヤクルト戦で、この日打ち込まれた上茶谷が5安打完封勝利を飾った。29日の同カードでは京山将弥投手が先発予定。今季初登板の23歳右腕が“週末の救世主”となれるか。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)