肘手術の先駆者トミー・ジョン氏が語るコロナ闘病 相次ぐ苦難も「絶対復活する」

現在はギラン・バレー症候群と闘う「僕は絶対に復活する」

 しかし、ジョン氏の受難はこれだけでは終わらなかった。その後、「ギラン・バレー症候群」を発症。神経障害のため7-8か月間、下肢が麻痺した状態が続いた。「今も(ギラン・バレー症候群と)闘っています。歩行器が必要な状態です」とジョン氏は語る。

 それでもジョン氏は前向きだ。新型コロナから回復した後、この10年間内縁の関係だったシェリルさんと結婚式を挙げた。「何が起ころうと僕は闘う。僕が今生きていているのは本当にラッキーなこと。新型コロナは間違った人間を襲った。なぜなら、僕は絶対に復活する。今の目標はシェリルと一緒にゴルフをすることだよ」と語る。

 さらに「トミー・ジョン手術ははるかに容易なことだった。今回は本当に困難なことだった。だけど、僕はいつも必ずカムバックする」と述べている。大怪我を経て、当時は全く普及していなかった手術にチャレンジして球界に復帰したジョン氏。今度は不屈の精神でコロナを乗り越え、今また新たな病気に立ち向かっている。

(Full-Count編集部)

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