大谷翔平、確率92%だった“幻の本塁打” 敵軍の109m打球が2ランになる「皮肉」
大谷の大飛球は「92%の確率で本塁打」、敵軍2ランは「87%の確率でアウト」
■ヤンキース ー エンゼルス(日本時間1日・ニューヨーク)
エンゼルスの大谷翔平投手は5月31日(日本時間6月1日)、敵地でのヤンキース戦に「2番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席で、大飛球の“幻の12号”を放った。中堅への打球は外野フェンスを越えるかと思われたが、中堅ジャッジが好守。MLB公式サイトで「スタットキャスト」を担当するデビッド・アドラー氏は「ショウヘイ・オオタニが初回に放ったような飛球は92%の確率で本塁打」と伝えた。
初対戦となったヤンキースの先発左腕モンゴメリーから初回1死の第1打席でフォーシームを振り抜いた。打球速度107.6マイル(約173.2キロ)、打球角度35度、飛距離413フィート(約125.9メートル)の痛烈な当たり。中堅方向にぐんぐんと伸びたが、身長6.7フィート(約201センチ)のジャッジがフェンス際でジャンプ一番キャッチ。美技に阻まれた。
一方で、初回にヤンキースのマット・カーペンターが放った2号2ランは打球速度93マイル(約150キロ)、打球角度30度。アドラー氏も「マット・カーペンターの初回の本塁打のような打球は87%の確率でアウトになっている」と述べながら「しかしヤンキースの狭い右翼ではそうならない」とも。極端に右翼が狭いヤンキー・スタジアムならではで、356フィート(約109メートル)でもスタンドインする“皮肉”だった。
(Full-Count編集部)