154kmの剛球が急落下… “史上最速”のチェンジアップが「理解できない」「魔法だ」

マーリンズのエドワード・カブレラ【写真:Getty Images】
マーリンズのエドワード・カブレラ【写真:Getty Images】

カブレラのチェンジアップは平均151キロ、落差は61センチに及ぶ

 マーリンズの24歳右腕エドワード・カブレラ投手が今季初登板で衝撃投球を披露した。1日(日本時間2日)に敵地で行われたロッキーズとのダブルヘッダー第1試合に先発し、6回1安打9奪三振無失点の快投で勝利投手になった。最速95.5マイル(約153.7キロ)、平均で93.6マイル(約150.6キロ)を計測した“超高速チェンジアップ”に「理解できない」「魔法だ」と驚きの声があがった。

 MLB公式サイトによると、この日投げた94球中、35球がチェンジアップ。2回にブレンダン・ロジャースから空振り三振を奪った95.5マイルが「空振りを奪った記録上最速のチェンジアップ」だったという。速球は93マイル(約149.7キロ)から99マイル(約159.3キロ)を計測。垂直方向への変化は17インチ(約43.2センチ)だった。一方、チェンジアップの変化は24インチ(約61センチ)。その差は約18センチあった。

「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のツイッターに「とんでもない96マイル(約154.5キロ)のチェンジアップ」と記して、ロジャースから空振りを奪った動画を投稿。膝元に沈む“高速魔球”にファンは「もうチェンジアップとは呼べない」「別の呼ばれ方をするべき。96マイルなんて冗談だろ?」「そんなまさか」「これは合法なの?」「人間として可能なの? 本物のチェンジアップの動きと回転数……クレイジー」「新しい名前が必要」とコメントを寄せている。ドミニカ共和国出身で2015年に入団も右上腕を痛めた影響で、ようやく昨年メジャーデビューした右腕。今後の活躍が注目される。

【実際の映像】「人間として可能なの?」 急落下する“史上最速”の154キロチェンジアップ”

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