「私は割とお喋り好きです」江川卓氏が“YouTubeの世界”に飛び込んだ理由

“昭和の怪物”と呼ばれた江川卓氏【写真:荒川祐史】
“昭和の怪物”と呼ばれた江川卓氏【写真:荒川祐史】

コメント欄で否定的なコメントがあった時、江川氏の取る行動は…?

――チャンネル開設で、幅広い世代の目に留まる機会が増えたと思います。コメント欄などもご覧になって、どのように感じていますか?

「褒めすぎだなと思っています。意外に反応があるので、ありがたいです。褒めていただく方が多いので、『そんな褒められる?』っていい気になっているときもあります(笑)。いや、そうじゃない。(首を横に振りながら)得意になってはいけないですね(笑)。良くないんですよ、『うまいことを言ったな』って自分で思っちゃう。僕はそれ気をつけなきゃいけないんです」

――否定的なコメントを読んだ時、江川さんはどのように感じ、受け止めているのですか?

「そこでコメント欄を見るのを止めますね(笑)。いやいや、そんなことないです。『そういう意見もあるのか』と読ませていただいています。様々な意見があっていいと思っていますから。僕の話が全部、正しいわけではなくて、野球に関しては、江川卓が経験上、いろんな理論に基づき、考え方を発信しているだけなので、それが正しいのか、正しくないのかというのは、別に皆さんの判断でいいと思います」

――おっしゃる通りで「私の持論です」と前置きして解説をされているのが印象的です。それがまた自由に発信するという魅力につながっていると思います。反対にYouTubeの難しさをどういうところに感じますか?

「反省がいっぱいありまして……。記憶が違うということがよくあります」

――それは、仕方のない部分もある気がします。

「『あー……、あそこが違っていたな』と。例えば、松本潤さん主演の(TBS系列)ドラマ『99.9―刑事専門弁護士―』の話をしたときで、『刑事』でなく、『刑事民事訴訟』とか『刑事裁判』って言わなくてはいけなかったんだろうな、とかという反省はあります」

――そのような間違いのことでしたか……。ストライクやボール、アウトのカウントなどの野球に関わる記憶違いではなく、そっちなんですね(笑)。

「あっ……そういうのもありますけど、代表的なものとして、見ている方も多い“松潤”の話の方がわかりやすいかなと思いまして……」

YouTubeは「何でも喋ればいいという風には思っていません」

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