20秒の静寂から“瞬間着火”の大乱闘が「理解できない」 退場4人にファンも興奮
アストロズとマリナーズの試合で“報復合戦”計4人が退場に
■マリナーズ 7ー4 アストロズ(日本時間7日・ヒューストン)
ふとした弾みから“瞬間着火”する大乱闘にファンが目を奪われている。6日(日本時間7日)に米テキサス州ヒューストンで行われたアストロズとマリナーズの一戦で、約20秒の沈黙から両チームのベンチがあっという間に空っぽになる様子に「何が起こったのかすら理解できない」「解説求む」「あっという間に0から100に行ったな」とコメントが集まった。
地元紙「ヒューストン・クロニクル」やMLB公式サイトの報道によるとこの試合、9回にアストロズのヘクター・ネリス投手がマリナーズのタイ・フランス内野手に死球を与えた。これは試合中に、マリナーズがカイル・タッカー外野手にぶつけそうになったことへの報復と見られている。なかなか死球のコールがなされなかったことにマリナーズのスコット・サービス監督が抗議、呼応するかのようにアストロズのベンチからも怒鳴り声が上がり、あっという間に広がった。
この乱闘の結果、アストロズの一塁ベースコーチのオマー・ロペスとマリナーズのスコット・サービス監督が退場処分に。ただ騒動はそれだけで終わらず、次の打者のフリオ・ロドリゲスが2ラン本塁打を放った後、さらに打者の頭部付近への投球が起き、投手のネリスとアストロズのダスティ・ベイカー監督が退場処分となった。
米メディア「ジョムボーイ・メディア」がこの模様をツイッターに投稿すると「そしてフリオによって正義がもたらされた」「なんでタイの背中を直撃したこの球を判定し損ねるんだ」「マリナーズはその前にタッカーに向けて投げていた。汚い」とファンもエキサイトしている様子だった。