鷹の“170万円仏壇”が売れた! 大のホークスファンだった亡き父への家族の思い

2つ目の仏壇は父親がホークスの試合を観戦する“別荘”に

 一家の自宅にはすでに仏壇が1つ置かれているものの、“買い替え”ではないという。「仏壇は故人の家ということなので、この仏壇は父親がホークス戦を観戦するための“別荘”にしようと思っています。ぜひ今年は優勝してもらいたいですし、私たちも父と一緒に、母と応援したいと思います」。願うのは、このオリジナル仏壇にいる父とソフトバンクの優勝を見届けることだ。

 ソフトバンクが九州各県の伝統的工芸品とコラボした商品を作るのには理由がある。今年で2年目となるコラボ商品製作は、それぞれの地域で、技術やデザインを受け継ぐだけでなく、時代に合わせて変化しながら発展してきた職人たちの思いを乗せ、長く受け継がれてきた伝統的工芸品がより多くの人の目に触れ、1人でも多くの人に手に取ってもらうことで未来へつないでいくことを目的としている。

 この「八女福島仏壇」も地元・福岡に根付いてきた伝統的工芸品の1つ。購入を決めた一家はホークスとのコラボ商品というだけでなく、伝統的工芸品としての美しさや品格にも胸を打たれたと語っていた。1つ売れただけのホークスオリジナル仏壇だが、より多くの人の目に触れ、そしてその美しさに胸打たれる人が現れた。そんなところに、このコラボの意義がある。

【実際の写真を見る】閉じても開いてもゴージャスそのもの・・・ついに購入者が現れたソフトバンクの170万円仏壇

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