泥沼エンゼルスがまさかの“一手” 音楽で団結「相手チームを拷問にかける」
選手の登場曲を統一、メッセージ性も?
■Rソックス 1ー0 エンゼルス(日本時間9日・アナハイム)
エンゼルスは8日(日本時間9日)、泥沼から抜け出そうと藁にもすがる一手を打った。本拠地でのレッドソックス戦では、選手の登場曲を同じアーティストに統一。事態を打開するためにコーチ陣が決めたといい、米放送局「FOXスポーツ」も公式ツイッターで「これはものすごい」と注目した。ただ、実らなかったのが何とも悲しいのだが……。
米スポーツ局「ESPN」アルデン・ゴンザレス記者は試合前「今晩エンゼルスは選手全員がニッケルバックの曲を登場曲に使うとご報告します。事態を一新するためにコーチ陣が決めたこと」とツイート。カナダを代表するロックバンドの名曲などを各選手の打席で流した。
1番打者の大谷翔平投手から順に曲のタイトルを直訳すると……。「写真」「ロックスター」「君で思い出すこと」「いつの日か」「今日が最後の日なら」「みなで団結すれば」「何を待ってるんだ?」「今日の午後」「野獣たち」。メッセージ性があるようにも、ないようにも思える。
ファンも「本気で連敗を止めたいんだな」「最高のアイデア」「相手チームを拷問にかける、いい戦略」と注目。試合後、フィル・ネビン監督代行も「私はよかったと思った。ニッケルバックは好きだ。最初から最後までかかっていたから曲が頭から離れない、つい口ずさんでしまった」とお気に入りのようだった。
ただ、試合は打線がつながらず、投手陣の奮闘もむなしく0-1でゼロ封負け。球団ワーストを更新する14連敗となり、勝利の凱歌とはいかなかった。
(Full-Count編集部)